case 01

事例詳細

人と組織のマネジメント Case 01

【サービス業】経営戦略を担う「真のプロフェッショナル」を育成するキャリア開発制度の導入

お客様が抱えていた問題

  • 1.経営戦略の担い手となる専門性を備えた人材が不足している
  • 2.どのようなスキルを持った人材が、社内にどれだけ必要なのか分からず、最適な人材配置ができない
  • 3.社員一人ひとりのキャリア目標が不明確となることで、モチベーション・生産性の低下を招いていた

PMIがとった具体的な解決策

  • 1.会社にとって、本当に必要なプロフェッショナル領域を明らかにし、各領域の人材要件を定義した
  • 2.人材要件は、各プロフェッショナル領域におけるレベルを段階的に定義し、そのレベルを上げることが、本人の市場価値を高めることにつながる、市場価値と連動した基準とした
  • 3.人材要件として、そのプロフェッショナル領域で必要となる、専門知識と関連知識、専門能力とビジネス能力、専門的業務経験や他部署との横断的なプロジェクト経験などを具体的に明らかにすることで、計画的な人材育成を行うインフラを整備するに至った

事例の概要

競争が激化していく同社の業界において、さらなる成長と発展を目指していた同社では、成長戦略の策定・実行に必要な人材の育成が求められていた。
そこでPMIは、同社の成長戦略に本当に必要なプロフェッショナル領域を明らかにし、各領域の人材要件を定義し「真のプロフェッショナル」と位置付けた。そして、プロフェッショナル領域におけるレベルを、その能力に応じて段階的に設定し、客観的に能力を認定する仕組みを確立させた。これにより、社員一人ひとりが「真のプロフェッショナル」となるべく率先して自己向上に努め、自身のキャリア形成に明確な目標を持てるキャリア開発制度を導入し、社員と企業がともに成長していく姿を目指した。

同社のキャリア開発制度の設計にあたっては、業界全体の動向・将来性を分析し、将来の業界標準の制度となることを目指し、各プロフェッショナル領域に求められる専門知識と関連知識、専門能力とビジネス能力、専門的業務経験と他部署との横断的なプロジェクト業務経験などを具体化した上で、レベル設定を行った。
その結果、社員にとって同社のプロフェッショナル領域を極めることが、自分自身の市場価値を高めることに直結するという明確なメッセージが社員に伝えられ、社員のキャリア開発に対するモチベーション向上にも繋がった。

また、プロフェッショナル領域ごとに、求められる知識、能力、業務経験が明らかになったことにより、計画的な人材育成を行うインフラを整備するまでに至り、会社と社員双方が、キャリアを高めるための課題を正しく理解できるようになっている。
これらの施策によって、同社では必要な人材の過不足を適切に把握し、人材の最適配置ができるようになっただけでなく、同社の人材の強みを伸ばし、弱みを克服するための施策を打つ足がかりともなった。

現在、同社では、社員一人ひとりが自分のキャリア形成を真剣に考え、明確な目標を持って職務を遂行し、自分の「プロフェッショナル領域」で存分に活躍することで、成長戦略に貢献する「真のプロフェッショナル」集団へと変貌を遂げ、社員と企業がともに成長し続けている。

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