case 02

事例詳細

人と組織のマネジメント Case 02

【サービス業】ハイパフォーマーから抽出したコンピテンシーディクショナリーの活用による全社員能力底上げの実現

お客様が抱えていた問題

  • 1.各組織における、あるべき人材像を明確に定義できていないため、キャリア目標が不明確
  • 2.短期業績重視の営業論理が優先され、中長期的な視点に立った人材育成の企画・運営・検証ができていない
  • 3.Off-JTを実施しても、効果は一瞬だけで、すぐに元に戻ってしまう

PMIがとった具体的な解決策

  • 1.業績向上だけでなく、同社の強みを活かし、組織や人を成長させることもできる人材像を定義した
  • 2.人材育成を、全員がコミットし組織的に取り組むべき活動とし、マネジメントサイクルで管理するための仕組みを構築した
  • 3.ワークアウト型(現場にある現実的な問題をテーマとして取り扱う)のトレーニングとすることで、一般的な座学に終わらせなかった

事例の概要

劇的な環境変化に見舞われ、競争環境の厳しさが一段と増してきていた同社では、市場における自社の競争優位を確保するために、千数百人にも及ぶ第一線の現場社員全員の能力の底上げが求められていた。
PMIが着目したのは、ハイパフォーマーの存在。つまり、同社の中で、卓越したパフォーマンスを常に発揮し続けていた“優秀な人々”だ。それらの人々に対してアセスメントを実施し、高い成果を発揮し続けることを可能としている要素を抽出し、整理体系化することで、その企業独自のコンピテンシー・ディクショナリ(優秀な人たちの行動特性体系)を策定した。

ハイパフォーマーの行動特性から策定されたコンピテンシー・ディクショナリーを、能力向上のための職層別トレーニングプログラムとして、あるいはその結果開発された現場社員の能力値を計測・管理するための指標として用いることで、着実に同社の現場パフォーマンスの底上げ実現につながった。

これらのコンピテンシー・ディクショナリーの作成、階層別トレーニングプログラム構築、実施運用体制の整備には、PMIと同社との協同プロジェクト・チームで一丸となって取り組むことで、PMIからのスキル移転も実施した。そして現在、同社ではこれらの活動すべてを内製化し、若手人材の早期戦力化が以前よりも効率的に行われている。

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