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自由の旅路

 今日10月2日は、20世紀初頭に活躍したインドの独立運動家であり、非暴力抵抗の指導者であるマハトマ・ガンディーの生誕の日である。ガンディーはポルバンダーで生まれ、イギリスで法学を学ぶ過程で差別や不正義に直面し、社会革命を使命と感じるようになった。

彼の残した言葉の中に、「自由は価値あるものであり、そのためには犠牲が必要である。」という言葉がある。この言葉は、インド独立運動家たちが自由を得るためには困難や犠牲が伴うことを理解し、覚悟を持つ必要があることを示している。

 

 さて、「自由」という概念をより深く理解するために調べてみると、ChatGPTは個人や集団が制約や束縛から解放され、自己の意思や選択に基づいて行動する能力を指すと述べている。一方で、古代ローマのギリシア人哲学者が考えた「自由」は、物事の本質にかなった生き方、自制を失わないこと、広い視点から自己を捉えること、欲望を捨てることなどが挙げられる。また、エピクテトスの考える「自由」は、ネガティブな感情にとらわれず心の状態を保つことであり、他人に選択や決断を委ねず、自分の力が届く範囲に意識を向けることが重要であるとされる。

 

 では、現代の私たちが「自由」を手に入れるためには、どのような方法があるのだろうか。自由を手に入れるためには、自分自身の考え方や捉え方を改め、内面的な豊かさと心の平静を重視した生き方を追求する必要がある。

具体的には、次の方法が挙げられる。

 1. 心を落ち着かせる時間を取り入れること
 瞑想やマインドフルネスなど、心を落ち着かせる時間を習慣化することで、内面的な平静を保つことが
 できるだろう。
 2. 自己成長と学びを追求すること
 新しいスキルや知識の習得など、興味を持つ分野に時間を費やすことで、満足度や達成感を得るなど、自分を
 成長させることで内面的な豊かさを築くことができるだろう。
 3. デジタルデトックスを行うこと
 SNSや情報の過剰摂取を控え、スマートフォンなどと上手く付き合う心がけをすることで、心の平静を乱す
 自分ではどうすることもできない要因から解放されることができるだろう。
 4. 自己表現と創造に取り組むこと
 絵を描く、音楽を奏でるなど、自分自身を表現する創造的な活動に取り組み、他人からの評判に一喜一憂する
 ことなく、自分の心に従うことで内面的な豊かさを感じることができるようになるだろう。
 5. 自然と触れ合うこと
 散歩や自然の中でリラックスするなど、自然に触れることで心が癒されることだけでなく、自然環境に
 身を置くことで、自分の思考以外コントロールできないことが解り、自分自身の内面と向き合うきっかけを
 得ることができるだろう。
 6. 小さな幸せや喜びに感謝すること
 毎日の中で小さな幸せや喜びを丁寧に見つけることで、自分にとって何が本当に大切なのかを見極めることが
 できるようになるだろう。

 

 自由を手にするためには、自らの「生きざま改革」と「自己成長の旅」を続ける必要があり、それは簡単な道ではない。ガンディーの言葉にあるように、自由を得るためには長い年月や覚悟が必要であり、自分自身を成長させ続けるために取り組むべきだ。エピクテトスは「自由について学ぶことは、あらゆる物事が起こるがまま受け入れる術を知ることだ」と説いており、自分の思考こそが真の持ち物であると述べている。

 

 だれもが既に自分なりの「自由」を得る旅に出ていると捉え、自分の凝り固まった思考を解き放ってみてはどうだろうか。

 

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※出典:「2000年前からローマの哲人は知っていた 自由を手に入れる方法」

アンソニー・A・ロング編,天瀬いちか訳

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