case 13

事例詳細

人と組織のマネジメント Case 13

【サービス業】女性経営層を見据えた女性管理職の育成トレーニング

お客様が抱えていた問題

  • 1.女性管理職を輩出したいが、女性社員が管理職になりたがらない社風があった。
  • 2.男性管理職の女性社員に対する仕事面でのネガティブな印象もあり、女性管理職が生まれにくい社風があった。
  • 3.管理職になると、責任が重くなり業務量が増えるだけでいいことはあまりないという考えがあった。

PMIがとった具体的な解決策

  • 1.男性管理職に事前課題として、女性社員の活躍に関する論文を書いてもらい、論文を元に1ON1コーチングを実施。論文に書かれていることが本心なのかを子細にチェックしました。そして自分自身の行動で改めるべき点を抽出し、自己改善プランを作成した。
  • 2.女性管理職候補を選出し、自身が管理職になることの意味、自身が管理職となって実現したいことを公私含めて論文として記述してもらい、1ON1コーチングを実施しました。管理職として実現したいことを明確にして、管理職スキルの習得プロセスへの挑戦を促す。
  • 3.女性管理職候補者が属する組織長は、女性管理職を育成するための壁打ち相手として、主に戦略の解釈や高い目線を維持するように、これまでにない密度での育成支援アクションを実施する。

事例の概要

上場企業では女性役員比率が義務付けられています。女性管理職や女性役員の育成・輩出はどの企業でも経営課題になっています。よく言われるのは、女性社員は男性社員に比べて上昇意欲が希薄で、管理職になりたがらない人も多く見られます。同社では女性社員の活性化に10年以上の長きにわたって取り組んでいますが、最初に取り組んだのは男性管理職の意識改革です。同社では男性重視の文化が根強く、男性管理職の考えが変わらないことには、優秀な女性社員がいたとしても昇格のチャンスは狭くなってしまいます。並行して女性社員のマインド向上(“Yusaburi”)を丹念に行い、女性でも管理職に上がっていこうというマインドを高めていきます。特に優秀な女性社員が早期に覚醒しロールモデルとなっていきます。ロールモデルが実績を作り始めることで、社内の空気や文化が徐々に変わっていきます。今では、女性社員同士のコミュニティも形成され、女性の活躍が当たり前のように期待され、男女の差なく実力で昇格する文化が形成されています。

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